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ユーザータグパニック症 3/4

パニック障害患者の家族の負担感

1.パニック障害患者とその家族を取り上げた研究は存在しない🍅このページでは、パニック障害患者を抱える家族の負担を取り上げてみたいと思います。ところが、管理人が探した範囲ではパニック障害患者の家族の負担を取り上げた研究は全くありませんでした。 🍅これは、精神疾患の研究と実践の両方でパニック障害のような不安障害群は「軽症」とされていて、統合失調症患者を中心とした研究、実践をいまだに引きずっているからです...

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パニック障害と遺伝(遺伝的要因に関する研究)

🍅ここでは、パニック障害の遺伝的要因に関する研究をさらっと見ましょう。なお、個々の遺伝子のナンバーや役割に関する詳細な説明は端折ります(管理人自身が十分理解していないもので(泣)…)。1.パニック障害と遺伝的要因に関する研究 (1)パニック障害と遺伝的要因全般 🍅貝谷ら(2013)は、Hettemaら(2005)の研究を紹介しています。 ・全般性不安障害とパニック障害、広場恐怖には共通した遺伝子群が影響している  ...

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パニック障害と遺伝(遺伝の基礎知識)

🍅ここではまず遺伝の基礎知識を整理します。1.精神疾患と遺伝 (1)候補遺伝子は特定されていない 🍅以前から、パニック障害には遺伝的要因が関与していると指摘されてきました。この指摘にはほとんどの研究者が同意していて、要因となる候補遺伝子の特定作業が行われていますが、その特定には至っていません。また、他の精神疾患についても同様に原因遺伝子の探索が続けられていますが、単一の遺伝子として特定された精神疾患...

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パニック障害と神経系(モノアミン仮説以外の仮説)

パニック障害と神経系(神経細胞・神経伝達物質・モノアミン仮説)からのつづき🍅モノアミン仮説は1960年代初期のもので、今ではその単純さや陳腐さはまぬがれません。しかし、パニック障害など不安障害に効くとされる精神科薬の作用原理は依然としてモノアミン仮説にしたがったものです。なので、その後精神医学界をひっくり返すような、パニック障害の原因をめぐる新たな有効理論はいまだ出ていないといえるでしょう。🍅しかしなが...

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パニック障害と神経系(神経細胞・神経伝達物質・モノアミン仮説)

1.神経細胞と神経伝達物質🍅このページと次のページでは、パニック障害を引き起こす神経系の仕組みを取り上げます。少し難しいかも知れませんが何卒お付き合いを。(1)神経細胞の仕組み 🍅神経細胞と神経伝達物質のキホンから。神経回路の中には、多数の「ニューロン」と呼ばれる神経細胞があります(図参照)。 🍅まず、樹状突起は他のニューロンからの情報を受け取る部分です。次に、受け取った情報は軸索を通り、その末端...

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パニック障害と脳機能

1.脳機能の解明と精神疾患🍅もともと、精神疾患の原因を追究する手段は、脳組織の研究や家族歴の研究、心理学的なメカニズムの仮定にとどまっていました。原因を追究する手段が限られているということは、治療の手段も限られるということです。それが1980年代以降、特に画像診断技術が飛躍的に進歩したことで心の動きを視覚的に捉えることができるようになり、脳機能や神経回路の研究が進みました。 (1)画像診断技術の進歩 🍅...

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不安と恐怖のメカニズム

🍅このページでは、不安と恐怖のメカニズムに迫ってみたいと思います。 1.不安・恐怖とは (1)不安(anxiety)とは 🍅不安とは「対象のない、漠然とした不快な感情」と定義され、一応は感情の一種とされています。より実際には、落ち着かないようなソワソワ感覚や心配の感覚、自分に対して何かがやってくるような切迫した感覚など、感情よりもむしろ感覚に近いものであると考えられます。また、「今後の不安」「将来の不安」...

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パニック障害の疫学(併存症・受療行動・転帰)

1.併存症(comorbidity)に関する研究🍅パニック障害を含む不安障害をめぐっては、従来から併存症(comorbidity)の存在が指摘されてきました。これには、それぞれの疾患名がどこからどこまでを指すのかという線引きが難しいという問題や、複数の併存症を抱えているとして、どれを主としてどれを併存症にするかという順序の問題などが絡んでいるようで、素人の管理人にはお手上げ。 🍅以下、貝谷(2002;2004;2008;2013)、後山...

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パニック障害の疫学(有病率・発症年齢・性差)

🍅ここでは、パニック障害をめぐる疫学(病気を社会的に見た場合の特徴や頻度、割合など)を整理してみます。 1.「有意な関連があった/なかった」とは 🍅以下、文中「有意な関連があった/なかった」「有意差があった/なかった」という表現を随所で使っています。これについて説明しておきます。🍅まず、疫学調査の多くは全数調査ではなくて標本調査なんです。全数調査とは、例えば日本国内のパニック障害患者であれば、その全...

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精神医学とパニック障害の歴史(近代~現代)

精神医学とパニック障害の歴史(古代~近代)からのつづき5.第二次世界大戦後 ― 行動心理学・認知心理学の発展(1)本来の心理学とは 🍅心理学には行動理論というものがあります。一般の人は「心理学」というと性格や深層心理、精神分析を扱うものと誤解しがちですが、多くの研究者は性格論や精神分析は心理学ではないと考えています(管理人もそう思ってます。ただし、性格論や精神分析学を全否定はしません)。🍅本来の心理...

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